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次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

地域経済の活性化のためには、地域の中小企業の事業展開を支えるための資金調達環境の整備が不可欠であり、とりわけ、地域金融機関に期待される役割が大きい。
①中小企業の多くは、資金調達面で借入金への依存度が高く、加えて自社の本社所在地と同じ都道府県内に本店を置く地域金融機関をメインバンクとしているためである。
地域金融機関には、地域の中小企業の技術や将来性に関する「目利き」能力を向上させるとともに、貸し手である金融機関と借り手である中小企業の間の情報の非対称性を克服し、②不動産担保や保証に過度に依存しない融資の拡大を含め、地域密着型金融を推進していくことが望まれている。
他方、中小企業の側も、地域金融機関に対して事業内容や財務状態に関して十分な情報を提供する等、コーポレートガバナンス構築への取り組みを進めることが求められる。

経済環境が厳しさを増す中で、地域における中小企業金融の機能を維持・強化するためには、地域金融機関と中小企業の双方が、それぞれの課題に取り組む必要がある。

(設問1)
文中の下線部①について、財務省「法人企業統計年報(2006年度)」に基づき、企業の従業員規模別(従業員数20人以下、同21~100人、同101~300人、同301人以上)の資金調達構成を見た場合に最も適切なものはどれか。
ここで、資金調達は負債、資本、割引手形によって行われるものとし、借入金依存度とは、資金調達に占める金融機関およびその他からの長期・短期借入金の割合を示す。

選択肢 ア

従業員規模が小さくなるにつれて、借入金依存度は高くなっている。

選択肢 イ

従業員数20人以下の企業では、借入金依存度が約4割である。

選択肢 ウ

従業員数101~300人の企業では、借入金依存度が約2割である。

選択肢 エ

従業員数301人以上の企業では、資金調達に占める社債の割合が1割以上である。

[出典:中小企業診断士 中小企業経営・政策 平成21年度(2009) 試験 問8]

(設問 2)
文中の下線部②に関して、不動産担保や保証に過度に依存した伝統的な融資方法に代わり、近年金融機関が取り組んでいる新たな資金供給方法として、最も不適切なものはどれか。

選択肢 ア

クレジットスコアリングモデル利用融資

選択肢 イ

私募債

選択肢 ウ

シンジケートローン

選択肢 エ

政府系金融機関の代理貸付制度

選択肢 オ

知的財産権担保融資

[出典:中小企業診断士 中小企業経営・政策 平成21年度(2009) 試験 問8]

解答

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