平成16年度(2004) 試験 問12 | 中小企業診断士 中小企業経営・政策
次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。中小企業は平均的に見て資金調達の多くを借入に依存しているが、中小企業にとって、銀行借入は、大企業ほど円滑には行われない。その基本的な理由のひとつは、資金の貸し手と借り手の間にある情報の [ ] である。そのために、銀行はリスクの大きい中小企業向け貸出に消極的になりやすい。他の大きな理由は、①取引費用に関する規模の経済性であり、これは中小企業にとって不利な条件になる。金融取引に関するこのような問題を克服し、取引費用を節約して中小企業金融を円滑にするためには、②銀行が借り手企業に関するいわゆる「ソフトインフォメーション」を蓄積し、活用することが重要である。
(設問1)
文中の空欄に最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
非効率性
選択肢 イ
非対称性 ウ非連続性
選択肢 ウ
不可逆性
選択肢 エ
不確実性
[出典:中小企業診断士 中小企業経営・政策 平成16年度(2004) 試験 問12]
(設問 2)
文中の下線部①は具体的には何を意味するか。最も適切なものを選べ。
選択肢 ア
貸し手である銀行の資金力が大きいほど融資が行われやすいこと。
選択肢 イ
借り手が大企業であるほど受取利子額が大きく、リスクが低くて有利であること。
選択肢 ウ
大銀行同士の合併では、小規模の合併と比べて、支店等の統廃合が行われやすいこと。
選択肢 エ
融資額が大きくなるほど、審査費用など融資の単位あたり費用が低下すること。
[出典:中小企業診断士 中小企業経営・政策 平成16年度(2004) 試験 問12]
(設問 3)
文中の下線部②について、銀行が借り手企業に関するいわゆる「ソフトイン フォメーション」を集める方法として、最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
借り手企業との間に長期継続的な関係を築く。
選択肢 イ
借り手企業に対して、日頃から財務情報の積極的な開示を求める。
選択肢 ウ
地域社会とのコンタクトを通じて、コミュニティに内在する情報を利用する。
選択肢 エ
融資の担当者が、借り手企業の経営者と日頃から頻繁に連絡を取る。
[出典:中小企業診断士 中小企業経営・政策 平成16年度(2004) 試験 問12]
解答
設問1
正解
イ
取組履歴
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設問2
正解
エ
取組履歴
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設問3
正解
イ
取組履歴
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