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次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。製造業の海外生産比率は近年上昇を続けて2000年度には14.5%に達し、産業の空洞化が危惧されている。海外生産が国内の生産に与える効果には、資本財輸出誘発効果、中間財輸出誘発効果、①輸出代替効果、逆輸入効果があり、全体的な影響はこれらの合計によって決まるので、海外生産が拡大した分だけ国内生産が減少するとは言えない。しかし、国内生産に対する(波及効果も含む)総合効果を推計すると、1990年代を通じてマイナスの効果が強まっている。とりわけ下請企業に対する影響は深刻であると考えられ、②多くの下請企業は何らかの対応を迫られている。

(設問1)
文中の下線部①の輸出代替効果の説明として、最も適切なものはどれか。

選択肢 ア

日本企業の海外生産拠点で生産された製品が第三国に輸出されることによって、日本からの輸出が代替される効果

選択肢 イ

日本企業の海外生産拠点で生産された製品が日本に輸出されることによって、外国企業の日本への輸出が代替される効果

選択肢 ウ

日本企業の海外生産拠点で生産された製品が日本に輸出されることによって、国内需要向けの国内生産が代替される効果

選択肢 エ

日本企業の海外生産拠点で必要となる資本財が日本国内の企業から調達されることにより、日本からの輸出が増加する効果

選択肢 オ

日本企業の海外生産拠点で必要となる中間財が日本国内の企業から調達されることにより、日本からの輸出が増加する効果

[出典:中小企業診断士 中小企業経営・政策 平成15年度(2003) 試験 問8]

(設問 2)
文中の下線部②について、2002年版中小企業白書の分析によれば、親企業の 海外進出に対して下請中小企業が取った戦略の中で、長期的に見て下請中小企業 の売上高を増やすために最も不適切だったものはどれか。

選択肢 ア

高付加価値製品を開発して、安価な海外製品に対抗する。

選択肢 イ

情報通信技術を活用して、経営の効率化を図る。

選択肢 ウ

製品の低コスト化によって、安価な海外製品に対抗する

選択肢 エ

設備をいったん整理して、生産を合理化する。

[出典:中小企業診断士 中小企業経営・政策 平成15年度(2003) 試験 問8]

解答

設問1
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