平成23年度(2011) 試験 問5 | 中小企業診断士 経営法務
次の文章は、中小企業診断士であるあなたと、顧客であるX株式会社の代表取締役の甲氏との間の会話である。この会話の空欄AとBに入る用語の組み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。
甲氏:「私の会社もある程度大きくなって、取引先も大手の会社が増えてきたから、社員の肩書を変えようかと思いましてね。」
あなた:「どのようなものをお考えなんですか。」
甲氏:「何かこう見栄えのいいのがいいなあと思いましてね。取引先でもらう名刺なんか見ると、エグゼクティブ何とかとか、何ちゃらプレジデントとか、何とか [A] とか、いろいろあるからそれを参考にして、営業本部長を業務 [B] とかそういった名前にしようかなと思っているんですよ。」
あなた:「えっ、その [B] という肩書ですと、本当は会社法上の機関でないのに、会社法上の機関、役員と間違われてしまいますよ。」
甲氏:「えっ、役員ということは取締役と一緒ということですか。それじゃあうまくないなあ。そうすると、 [A] というのも、機関というものになるわけですか。」
あなた:「いいえ、 [A] という名称は、法律上にこれといった根拠があるものではなく、最近の実務慣行で使われるようになった名称ですので、会社法上の機関ではありません。そういったこともあって、取締役といった役員の名称とは別に、 [A] という名称を使っている場合もあります。」
甲氏:「へえ、じゃあ [A] という名称はどういったときに使えばいいんですか。」
あなた:「いろいろなケースがあるので一概にはいえませんが、会社との間の契約の内容も様々といわれています。」
選択肢 ア
A:CFO
B:執行役員
選択肢 イ
A:執行役
B:CFO
選択肢 ウ
A:執行役
B:執行役員
選択肢 エ
A:執行役員
B:執行役
[出典:中小企業診断士 経営法務 平成23年度(2011) 試験 問5]