平成20年度(2008) 試験 問12 | 中小企業診断士 経営法務
次の文章は、機械のパーツを製造することを業とし、資本金を1,000万円とする株式会社甲の代表者社長と中小企業診断士であるあなたの会話である。この会話の空欄Aには下請代金支払遅延等防止法(下請法)に違反する行為が入るが、この空欄にあてはまらないものを下記の解答群から選べ。社長:「ちょっと、最近嫌な感じがするんだけど。」
あなた:「どうされたのですか。」
社長:「うちの売り上げの半分を占めるZ社なんだけどね、最近、Z社のライバル社との競争による価格の下げプレッシャーが強いんだ。それとね、どうもZ社の状態も良くないらしくてね、 [A] ようになったんだよ。」
あなた:「それはいけませんねえ。たしかZ社は、資本金が3億円ある工業用機械メーカーですよね。」
社長:「そうそう。」
あなた:「いわゆる下請法に基づいて、ちゃんと貴社の権利を主張すべきですよ。」
選択肢 ア
支払期限を、従来は納品から30日後現金払いだったものを納品から45日後に定める
選択肢 イ
正当な理由がないのに発注した物品の納期を延期する
選択肢 ウ
大量発注の割引価格で見積もりさせ、その単価で少量を発注する
選択肢 エ
発注後直ちに発注内容を記載した書面の交付をしない
[出典:中小企業診断士 経営法務 平成20年度(2008) 試験 問12]