平成18年度(2006) 試験 問4 | 中小企業診断士 経営法務
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
昨今、我が国でも、敵対的買収が行われるようになったが、敵対的買収に対する、いわば「究極の防衛策」として、MBO(経営陣による企業買収)を行い、ゴーイング・プライベート(株式の非公開化)を実現することが可能である。
ゴーイング・プライベートの手法の一例として、 [A] という法律を利用する手法を以下に取り上げる。
ある公開会社X社について、X社の代表取締役P氏が株式を100パーセント保有するQ社、Q社の100パーセント子会社であるR社を利用して、ゴーイング・プライベートを実施する。1 まず、R社がX社の株式の公開買付けを実施する。
これにより、X社の全株主の株式の買付けに成功すれば、P氏が株式を100パーセント保有するQ社、Q社の100パーセント子会社R社、R社の100パーセント子会社X社となり、ゴーイング・プライベートが成功したことになる。2 全株式の買付けに成功しなかった場合に、 [A] を利用して、R社が、X社との間で、 [B] 交付による [C] を実施する。
これにより、X社の残った株主には、 [B] が交付され、これらの株主はX社の株主でなくなり、X社の経営から完全に排除されることになる。この結果、P氏が株式を100パーセント保有するQ社、Q社の100パーセント子会社R社、R社の100パーセント子会社X社となり、1と同様、ゴーイング・プライベートが成功したことになる。
(設問1)
文中の空欄Aに入る最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
金融機能の早期健全化のための緊急措置に関する法律
選択肢 イ
経済産業省関係構造改革特別区域法
選択肢 ウ
産業活力再生特別措置法
選択肢 エ
証券取引法
[出典:中小企業診断士 経営法務 平成18年度(2006) 試験 問4]
(設問 2)
文中の空欄BおよびCに入る最も適切なものの組み合わせはどれか。
選択肢 ア
B:R社の株式
C:株式移転
選択肢 イ
B:R社の株式
C:株式交換
選択肢 ウ
B:金銭
C:株式移転
選択肢 エ
B:金銭
C:株式交換
[出典:中小企業診断士 経営法務 平成18年度(2006) 試験 問4]
解答
設問1
正解
ウ
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設問2
正解
エ
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