平成18年度(2006) 試験 問10 | 中小企業診断士 経営法務
次の文章の空欄A〜Cに入る最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
商品の販売やサービス提供の促進のために [A] を媒体において利用する権利、あるいは [A] を商品の販売やサービスの提供のために利用することに関する一種の財産権を意味するものとして [B] という言葉がある。
この言葉はもともと英語の「MerchandisingRights」を語源とするが、現在、日本において、 [B] を明文化した法律が存在せず、定義も一義的に定まっていない。
しかしながら、日本の法律により [B] が全く保護されないというわけではない。
現在の実定法上 [C] を初めとして複数の法律が適用されうるが、いずれも網羅的に [B] を保護しないということである。
[A] のオリジナルは何か、利用される媒体は何か、利用形態がどのようなものか等によって、保護の法的根拠が異なりうる。
また、保護されるための要件について、ある法律では [A] の名称を登録するなどの一定の手続きを必要とし、別の法律では [A] の名称が広く知られていることを必要とするなど、法律によって保護されるための要件が異なる。したがって、 [A] に関して他者に使用許諾する場合は、使用許諾する対象、使用許諾する範囲を明確にし、その権利処理を慎重に行わなければならない。
選択肢 ア
A:楽曲
B:商品化権
C:不正競争防止法
選択肢 イ
A:楽曲
B:商品管理
C:商標法
選択肢 ウ
A:キャラクター
B:商品化権
C:著作権法
選択肢 エ
A:キャラクター
B:商品管理
C:不正競争防止法
[出典:中小企業診断士 経営法務 平成18年度(2006) 試験 問10]