平成17年度(2005) 試験 問13 | 中小企業診断士 経営法務
米国法人B社が日本で保有する特許権について、A社とB社は特許ライセンス契約を締結している。
その契約に次の条項があるときの、法律関係に関する記述のうち、最も不適切なものはどれか。
「Article ○ Exclusive License
The Licensor grants to the Licensee the exclusive right, without the right togrant a sublicense, to use the Patents for the manufacture of the Products inJapan.」
選択肢 ア
A社が当該特許権の実施を許諾された製品の範囲は、この条項だけでは判断できない。
選択肢 イ
A社に独占的実施権を許諾した範囲において、B社が自ら当該特許権を実施できるか否かはこの条項だけでは判断できない。
選択肢 ウ
A社は当該特許権を日本において独占的に実施する権利を許諾されており、B社はA社以外の第三者に対し、当該特許権を日本において実施することを許諾できない。
選択肢 エ
この条項のもとでは、A社は当該特許権をB社の同意なく第三者に実施許諾することはできない。
[出典:中小企業診断士 経営法務 平成17年度(2005) 試験 問13]