前の問題次の問題

会社Xは、自ら製造販売するケーキAに商標『○○』を付して2000年1月1日から販売し始め、商標『○○』を継続して現在も使用しているが周知になるには至っていない。
これに対し、会社Xと競争関係にある会社Yは、会社Xが製造販売するケーキAと同一のケーキBを製造し、会社Xが使用する商標『○○』と類似する商標『○△』を付して2001年1月1日から販売し始め、商標『○△』を継続して使用して現在に至っている。


その後、会社Yは、商標『○△』を使用したケーキBの種類、販売量を飛躍的に拡大し、会社Yの商標『○△』が著名になるに至っている。

次の商標に関する説明の中で、最も適切なものはどれか。
なお、『○○』の商標も『○△』の商標も商標登録を受けていないものとする。

選択肢 ア

会社Xがケーキを指定商品として商標『○○』について、会社Yがケーキを指定商品として商標『○△』について、それぞれ商標登録出願を行った場合、会社Xの商標『○○』の使用の方が、会社Yの商標『○△』の使用より早いので、会社Yの商標『○△』についての商標登録出願日が、会社Xの商標『○○』についての商標登録出願日よりも先の場合には、商標『○△』、商標『○○』の両方共に登録になる。

選択肢 イ

会社Xは、会社YがケーキBに商標『○△』を使用し始める日より1年も前に、ケーキAに商標『○○』の使用を始めているので、会社Xには先使用権が認められており、ケーキAに商標『○○』を継続して使用することができ、たとえ、会社Yがケーキを指定商品として商標『○△』について商標権を取得しても、会社Xに対して商標権に基づく権利行使をすることは許されない。

選択肢 ウ

会社Yがケーキを指定商品として商標『○△』について商標登録を受けるためには、ケーキに商標『○△』を使用することについて承諾する旨の会社Xの同意書の提出が必要である。

選択肢 エ

会社Yは、会社Xが現在ケーキに使用している商標『○○』を付したケーキAの販売を全国展開しようとするときは、その使用を差し止めることができる。

[出典:中小企業診断士 経営法務 平成15年度(2003) 試験 問9]

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