平成15年度(2003) 試験 問14 | 中小企業診断士 経営法務
次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。債務不履行には、 [A] の場合と、 [B] など「債務者がその債務の本旨に従った履行を為さざるとき」とがある。相手方の債務不履行により契約を解除するとき、契約に特段の定めがない限り、 [B] の場合は、原則として、解除に先立ち相当期間を定めて催告することが必要であるが、 [A] の場合は催告が不要である。
(設問1)
文中の空欄A、Bに入れる語の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
A:不完全履行
B:履行遅滞
選択肢 イ
A:履行遅滞
B:不完全不履行
選択肢 ウ
A:履行不能
B:履行遅滞
選択肢 エ
A;履行遅滞
B:履行不能
[出典:中小企業診断士 経営法務 平成15年度(2003) 試験 問14]
(設問 2)
文中の下線部の類型の債務不履行の例として、最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
ある商品を3ダース注文したが、納期には2ダースしか納品されなかった。
選択肢 イ
医者の治療方法が不適切であったため、合併症を発症してしまった。
選択肢 ウ
高台にある建物とその敷地の賃借権を買ったが、雨で敷地の擁壁が崩れ、地すべりを起こした。
選択肢 エ
夜店で売るため金魚を100匹仕入れたが、そのうち10匹が病気に感染していたため、他の金魚にも病気が感染し、売り物にならなかった。
[出典:中小企業診断士 経営法務 平成15年度(2003) 試験 問14]