平成15年度(2003) 試験 問21 | 中小企業診断士 経営法務
出版業を営むB社は、ここ数年業績が悪化し、損失を計上している。B社の決算書上、資本の部にも欠損金が累積している。そこで、B社は欠損填補のため、減資を行うことにした。この減資に関する説明として、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
資本の減少手続において、会社債権者に対し、資本の減少に異議がある場合には一定の期間内にこれを述べるべき旨等を官報に公告し、かつ、知れたる債権者に各別に通知するといった、いわゆる債権者保護の手続が必要である。
選択肢 イ
資本の減少を行う場合、会社財産の払戻を行う有償減資と会社財産が減少しない無償減資の方法があるが、欠損填補のための資本減少においては、有償減資の方法が必要である。
選択肢 ウ
資本の減少を行う場合には、株式消却を行う必要がある。
選択肢 エ
資本の減少を行う場合には、定時株主総会の決議が必要である。
[出典:中小企業診断士 経営法務 平成15年度(2003) 試験 問21]