平成21年度(2009) 試験 問22 | 中小企業診断士 経営情報システム
ある企業では、新規事業のための情報システムを新たに開発することとした。そのシステムの開発投資の評価方法に関して関係者が集まり、議論が行われた。その議論の一端を下記に示す。文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。
X氏:「今回のシステムの目的は、どちらかというと、業務処理にかかわるコスト削減というよりも、売り上げの増大を目指すシステムだよね。資本回収期間法などの一般の設備投資に用いられるような方法よりは、システムが持っている機能が何個あるかを [A] として数えて、複数のシステム開発会社から出てきた見積もりをその [A] で割って、その値で評価する方法はどうだろうね。」
Y氏:「しかし、その方法では、コストは評価できるけれど、システムの導入によって得られる価値は評価できないよね。とにかく皆で複数の評価基準を作って、それらの評価基準について、関係者が点数を付けて、その結果を見ながら皆で議論する [B] という方法を採用してみてはどうかな。」
Z氏:「経営的な視点で情報システムの有効性を評価する方法として [C] があるよ。つまり、情報システムを財務、顧客、業務プロセス、学習と成長の4つの視点からみるんだ。」
選択肢 ア
A:TCO
B:ファンクションポイント
C:バランストスコアカード
選択肢 イ
A:TCO
B:ファンクションポイント
C:ポートフォリオ分析
選択肢 ウ
A:ファンクションポイン
B:TCO
C:ポートフォリオ分析
選択肢 エ
A:ファンクションポイン
B:スコアリングモデル
C:バランストスコアカード
[出典:中小企業診断士 経営情報システム 平成21年度(2009) 試験 問22]