平成18年度(2006) 試験 問18 | 中小企業診断士 経営情報システム
レガシーシステムによるアプリケーションシステムの運用管理は、コスト的にも機能的にも限界にきている。 A社は、ERPパッケージなどの導入も検討したが、かなりのカスタマイズと業務の抜本的改革を伴い、リスクも大きくなると判断した。そこでA社の経営者は、 ERPの導入をあきらめて、自動変換ツールを利用しつつ、まずは既存のアプリケーション資産のオープン系システム、たとえばUNIXサーバなどへの移植を検討した。この検討に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
簡易言語(4GL)で開発したプログラムは、たとえソースコードがなくてもオープン系システムへの移植が可能なので書き直しをする必要がない。
選択肢 イ
既存のアプリケーション資産の洗い出しと評価を行って、不要なものを廃棄するのが最初にやるべき課題である。
選択肢 ウ
既存プログラムのオープン系システムへの自動変換ツールを使えば、端末画面や出力帳票の定義ファイルの変換作業が必要なくなる。
選択肢 エ
データベースのデータモデルは、レガシーシステムとオープン系システムではかなり異なるので、データベースは、基本的に変換しないことを前提にする。
[出典:中小企業診断士 経営情報システム 平成18年度(2006) 試験 問18]