平成16年度(2004) 試験 問9 | 中小企業診断士 経営情報システム
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
X社は、これまでメインフレームの更新・保守を行いつつ、ストーブパイプ型開発により、かなりのシステム資産を蓄積している。
また、最近ではEUC的発想と経済性の点からUNIX/PCサーバによるオープン系のシステム開発も進めている。
そのために、ますます同一データ項目が複数システムに散在してデータ項目・内容の不整合や精度の不一致などを生むだけでなく、システムの拡張性や保守性を低下させている。
X社では、いかにメインフレームとオープン系システムの連携を図るか、新システムへの移行をどのように行うべきかが重要課題になりつつある。
そこでX社は、既存システム間の連携を図るために、次のことを検討している。
第1に、データコード、フォーマット、通信プロトコル等を、各システム上で稼動する複数のアプリケーションの必要性に応じて変換する [A] を開発して、各々のシステムに搭載する。
第2に、関連するシステム間に、変換機能を遂行するソフトウェアやテーブルを組み込んだ専用の [B] を構築して、各システムでの開発容易性を確保する。
第3に、既存の各システムのアプリケーションあるいはデータ構造に大きな変更を加えずに、アプリケーション間でデータとプロセスの共有や統合を支援する [C] を導入する。
(設問1)
文中の空欄A~Cに入る最も適切な用語の組み合わせはどれか。
A:テーブル
B:リロケータブルプログラム
C:ERP(EnterpriseResourcePlanning)ソフト
A:ディレクトリ
B:リンケージエディタ
C:ロードシェアシステム
A:ファームウェ
B:アプリケーションサーバ
C:API(ApplicationProgrammingInterface)
A:ミドルウェ
B:ゲートウェイサーバ
C:EAI(EnterpriseApplicationIntegration)ソフト
CPU、主記憶、入出力などの資源配分においては、メインフレームのほうがUNIX/PCサーバよりも最適に配分する。
CPUの信頼性(reliability)は、メインフレームのほうがUNIX/PCサーバよりも高い場合が多い
拡張性(scalability)は、UNIX/PCサーバのほうがメインフレームよりも優れている場合が多い。
入出力プロセッサ(インターフェース)の信頼性は、現在ではUNIX/PCサーバのほうがメインフレームよりも高い場合が多い。
メインフレームはUNIX/PCサーバと異なり、かなりの数の仮想的サーバを1台で実現できる。