平成29年度(2017) 試験 問3 | 中小企業診断士 企業経営理論
企業の経営資源に基づく競争優位性を考察するVRIOフレームワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
外部環境の機会を適切に捉え脅威を無力化する経営資源は、業界内において希少でないときに、企業の一時的な競争優位の源泉となる。
選択肢 イ
希少で価値がある経営資源を保有する企業は、他の企業がその経営資源を別の経営資源で代替するコストが小さい場合、持続的な競争優位を確立する。
選択肢 ウ
組織内の事務作業を効率化する固有のノウハウは、業界内で希少でない場合、企業の一時的な競争優位の源泉となる。
選択肢 エ
独自に長い年月をかけて開発した価値ある経営資源を保有する企業は、その資源が業界内で希少でないとき、資源をいかす組織の方針や体制が整わない中でも持続的な競争優位を確立する。
選択肢 オ
予測が困難な環境変化が起きない場合は、希少で価値があり模倣が難しい経営資源は企業の持続的な競争優位の源泉となる。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成29年度(2017) 試験 問3]