平成26年度(2014) 試験 問1 | 中小企業診断士 企業経営理論
市場の成熟期を迎えた製造業の企業は、これまでの経営戦略を見直し、成熟段階にふさわしい戦略をとることが重要になる。成熟期の戦略に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
買い慣れた顧客が増えて、市場シェアを巡る競争は緩和するので、ブランド戦略を追及する。
選択肢 イ
市場での競争が緩和するので、市場シェアの拡大のために生産や販売の分野に積極的な追加投資をすることが効果的になる。
選択肢 ウ
市場や技術はほぼ安定するので、競争の重点をコストとサービスに置くようにする。
選択肢 エ
通常、成熟期に向かうにつれて流通業者のマージンが減少し、撤退する流通業者が増えるので、製造業企業は強くなった交渉力を活かして流通支配力の強化を図る戦略を狙う。
選択肢 オ
転用のきかない経営資源は、帳簿価格が清算価値を上回っていれば売却してキャッシュフローの増大を図る。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成26年度(2014) 試験 問1]