平成26年度(2014) 試験 問31 | 中小企業診断士 企業経営理論

図中の点線Ａに示す関係からは、広告や営業などの形で投下するマーケ

ィング費用が需要数量の増加を意図していることが分かる。

図中の点線Ｂに示すマーケティング費用と価格との関係からは、特定の製 品の価格水準が、製品差別化の程度や販売経路の特徴といった他のマーケティ ング・ミックス属性の影響を受けていることが分かる。

図中の点線Ｃに示す関係からは、設定した価格によって需要数量が変動す ることが分かる。ブランド化した製品では需要の価格弾力性が大きくなり、高 価格でも多くの販売数量の実現が可能となる。

マーケティング費用は、管理費用などの間接費の製品配賦額や製造原価とい う直接費とは区別される、マーケティング活動に固有の費用として識別される。