平成24年度(2012) 試験 問11 | 中小企業診断士 企業経営理論
グローバル化や技術イノベーションの進展は、サプライチェーンに新たな課題や可能性をもたらしている。このような状況下での中小企業をめぐるサプライチェーンの動向に関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
アウトバウンドなサプライチェーンは、低価格な汎用部品では有利であるが、頻繁な設計や生産計画の変更に柔軟に対応する場合、外部企業との管理が複雑になりやすく、有利とは言えなくなる。
選択肢 イ
オープンイノベーションが盛んになるにつれて、大企業間の技術提携が活発になり、技術開発力や特異な生産技術をもつ中小企業は次第に締め出される。
選択肢 ウ
欧州ではソフトウェアのプラットフォームの国際標準化が活発化しており、わが国中小企業の多くはそのネットワークへ参加して、標準化適応部品の国際受注を増大させている。
選択肢 エ
部品を特定の企業や生産地域に依存しすぎることから生じるリスクを回避する動きが強まっているため、地場産業は受注困難な状況に直面するようになった。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成24年度(2012) 試験 問11]