平成24年度(2012) 試験 問29 | 中小企業診断士 企業経営理論
カップ麺、レトルト食品、アイスクリームなどの容器を中心とするプラスチック製品の製造を行うA社では、レトルトタイプの画期的な食品容器の開発に成功した。
この新製品は次のような特徴を有している。
非常に気密性が高く、これまで流通・消費において冷蔵を要した商品を、一度開封するまでは常温で保存することができるため、スーパーの冷蔵棚に陳列されている商品の多くに使用可能と考えられる。
また、成形が容易で様々なサイズ展開ができる上に、開封後も再封できるため消費者にとっての利便性も高い。同社は、このような特徴をうまくアピールして、同社とこれまで取引のなかった納豆、漬物、練り製品などの食品メーカーに販売することを計画しているが、そのマーケティングとして、最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
営業のプレゼンテーションにおいて、自社の企業理念が顧客志向であることを訴求する。
選択肢 イ
大手メーカーの受注を確保するため、製品形態に加え、サービス対応や配送なども徹底的に当該顧客のニーズに合わせてカスタマイズする。
選択肢 ウ
製品特性を活かして、小売店での陳列などを含めた提案営業を行う。
選択肢 エ
パブリシティや広告などの非人的情報によるプロモーションを行う。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成24年度(2012) 試験 問29]