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ある地方都市の小規模菓子メーカーA社(資本金3,000万円)は、クッキー、ビスケットを中心に安心、安全な菓子作りに取り組んできた。
低カロリーのクッキーは同社の主力商品であるが、健康志向の高まりによって大手メーカーも同様のクッキーを製造・販売するようになっており、売上は伸び悩んでいた。
また、低カロリーのクッキーは、カロリーを抑えるために砂糖を使わず、乳脂肪分を控えているため、従来のクッキーに比べてどうしても甘みや口当たりに劣っており、その購買者は限られていた。


しかし最近A社は長年の努力の結果、低カロリーながら従来のクッキーに勝るとも劣らない味を実現する新技術の開発に成功した。
同社ではこの画期的な技術による新製品を今後の存続・成長の柱として育てるために、慎重にその市場導入の方法を検討している。
この新製品の「低カロリーでおいしい」というベネフィットは、十分に消費者に知覚されるものであることが調査によって確認されていたので、価格は1箱380円(20枚、80グラム)と従来製品よりも150円ほど高い価格を設定し、これを堅持したいと考えていた。
この新製品の流通経路政策として、最も不適切なものはどれか。

なお、現時点での同社の売上は9割が地元スーパーチェーン、1割が自社のホームページによるものである。

選択肢 ア

インターネットによる直接販売を強化するために、自社ホームページに加え、インターネット上のショッピングモールに出店する。

選択肢 イ

カロリー摂取に敏感な人が多くいると考えられる病院やホテルの売店で販売する。

選択肢 ウ

新製品の付加価値をアピールするために、地元の洋菓子店を新たな販路として開拓する。

選択肢 エ

販売量を拡大するために、全国チェーンの大手スーパーにプライベート・ブランドとして供給する。

[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成23年度(2011) 試験 問29]

解答

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