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国際化の進展は産業分野や製品分野でまちまちであり、すべてを同じように取り扱うことはできない。しかし、よく観察すると一見ばらばらに見える国際化も、背後に共通のロジックが存在する。最近の国際化の状況や国際化のロジックに関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢 ア

BRICsと呼ばれる新興工業国に先進国で成功している製品を持ち込むだけでは、現地の市場に適合的な製品を提供しながら成長を遂げている巨大なコングロマリットとの競争に後れをとることになりやすい。 

選択肢 イ

薄型パネルテレビでは国内で生産して輸出するという戦略が中心になっているが、それは国際的な水平分業によって生産コストや労務コストを下げるという戦略が展開されているからである。 

選択肢 ウ

台湾や韓国の薄型パネルの生産規模はわが国を凌駕しているが、その生産に必要な部材の多くをわが国に依存しているので、海外での薄型パネルの生産増加は結果的にわが国の部材メーカーを潤すと同時に、日本製薄型テレビの海外輸出を促進する効果をもたらしている。 

選択肢 エ

パソコン分野では中国での生産の増強や移転の例が見られるが、その理由は労務コストが安価であることに加えて、必要不可欠なモジュール部品のすべてが安価に現地生産されており、実装技術を持ち込めば低廉に生産できるという中国の産業構造の高度化が進展しているからである。 

選択肢 オ

わが国の自動車産業では米国への輸出は抑制気味で、現地生産は拡大しており、米国内の自動車販売に占める日本車のシェアも高いが、これは日本の大衆車への需要が強いためである。

[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成21年度(2009) 試験 問5]

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