平成21年度(2009) 試験 問7 | 中小企業診断士 企業経営理論
企業はヒット商品を連続して生みだそうと努力するが、なかなか期待したような成果をあげることができないでいることが多い。そのような困難と関連する事情について説明する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
主力商品を生み出した技術分野に経営資源が重点的に配分されるほど、企業はその技術分野に磨きをかけることができるが、技術の幅が狭くなるので、製品開発能力は消失する。
選択肢 イ
製品開発チームに部門をまたいで社内能力を動員しそれらを統合する権限を与えることができれば、自社の固有技術を活かした製品開発を推し進めるうえで有効である。
選択肢 ウ
他社がまねのできない独自技術を開発するには、概して特定技術への長期的な投資が必要であるため、市場の短期的な変化に柔軟に対応するための商品開発ができなくなる。
選択肢 エ
独自な技術で生み出された商品が後発商品と価格競争をしつつ市場を拡大するようになると、顧客ニーズが硬直化するので、その市場への新商品の投入はすべて無効になる。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成21年度(2009) 試験 問7]