平成21年度(2009) 試験 問24 | 中小企業診断士 企業経営理論
ほぼ100%をPB(プライベート・ブランド)による品揃えとする、高級食品スーパーマーケット・チェーンを運営するA社は、ある県の小売市場で急成長を遂げている。その県内で全12店舗を展開し、専用物流センターを活用しているA社は、提携する地域生産者および自社工場の稼働率を上げ、一定の規模の経済性を達成することを目指して、店舗網を拡大し、近隣都道府県へ進出することを計画している。A社が現在検討している進出案に関する以下の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
A社が使用する専用物流センターの効率的な稼動を考慮し、店舗網の拡大は、現在使用している物流センターのサービス範囲への集中出店(ドミナント出店)方式をとる。
選択肢 イ
A社の小売事業ブランド化は、強大な購買支配力(バイイング・パワー)をもとに展開されたものではなく、地域生産者とのパートナーシップによって支えられてきたので、店舗網の拡大後も、これらの生産者の成長を支援する役割が期待される。
選択肢 ウ
A社は、近隣都道府県への進出の一案としてフランチャイズ展開を計画している。それは、企業型垂直マーケティング・システム(企業型VMS)の一形態である。
選択肢 エ
A社は、店舗網がある一定の地理的範囲を超えて、近隣都道府県の外部まで達した段階では、有休生産設備をもつNB(ナショナル・ブランド)メーカーや進出先地域の生産者との間に新たに製造委託契約を交わすことができる。
選択肢 オ
A社は、より多くの地域に出店を進めることで、店舗業務や店舗支援業務が複雑になるので、より明確な目的意識をもってチャネル・リーダー(チャネル・キャプテン)としての役割を果たさなければならない。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成21年度(2009) 試験 問24]
解答
正解
ウ
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