平成21年度(2009) 試験 問30 | 中小企業診断士 企業経営理論
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
ある地域スーパーマーケット・チェーンでは、この10年間、「地元の小・中学校に芝生の運動場を」というスローガンを掲げて、地域の消費者がこのスーパーで買い物をして、ポイント・カードに2,000円分のポイントを集めるごとにクーポンを渡している。
クーポンを手にした消費者は、地元の任意の小・中学校にクーポンを寄付する。
一定額のクーポンと引き換えに、各学校が芝生の運動場への改良工事費を施工業者に支払うことのできる仕組みである。
(設問1)
このスーパーマーケットが実施しているような社会的責任マーケティングの手法には特定の名称が与えられている。
この名称として、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
インターナル(Internal)・マーケティング
選択肢 イ
ヴァイラル(Viral)・マーケティング
選択肢 ウ
選択肢 エ
グリーン(Green)・マーケティング
選択肢 オ
コーズ・リレイテッド(Cause-related)・マーケティング
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成21年度(2009) 試験 問30]
(設問 2)
社会的責任マーケティングに関する以下の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
インターネットをはじめとするメディアが発達した今日では、企業の非倫理的・非社会的行為に対する非難や糾弾の意見が、迅速かつ広範囲に伝播していく現象が顕著になっている。
選択肢 イ
企業のソーシャル・マーケティング活動は、事業遂行における法令遵守が的確に行われていれば、十分な責任が果たされているといえる。
選択肢 ウ
ソーシャル・マーケティングの実践は、しばしば教育的要素をともなうため、いかに楽しくメッセージを伝達し、理解してもらうかが重要である。
選択肢 エ
非営利組織や政府機関が社会問題などに直接的に働きかえるために実施されるマーケティング活動もソーシャル・マーケティングと呼ばれる。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成21年度(2009) 試験 問30]