平成20年度(2008) 試験 問12 | 中小企業診断士 企業経営理論
組織における分業のデザインや職務設計に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
エンパワーメントとは、職務拡大(jobenlargement)が進化した形で、個人に割り当てる職務の幅をプランニング権限まで広げたものである。
選択肢 イ
個人に割り当てる職務をあまり単純な単位に分解すると、単調な作業を繰り返すだけになるため、職務の幅を広げて多能工化することで、職務充実(jobenrichment)を図る必要がある。
選択肢 ウ
個人の多能工化と品質管理を一体化した生産方式を導入すると、生産数量の頻繁な変化に柔軟に対応しつつ、低コストで一定以上の品質を維持することができる。
選択肢 エ
職務のプロセスを標準化すると、従業員の専門能力を向上させるとともに、アウトプットの分散が大きくなり検査コストが増える。
選択肢 オ
職務の目標や評価基準を標準化することを通じて、職務のモジュール化が促進されるため、管理者の調整負担は増えるが、不確実性への対応は容易になる。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成20年度(2008) 試験 問12]