平成20年度(2008) 試験 問18 | 中小企業診断士 企業経営理論
中小企業Q社は、2つの主要な部品XとYを組み合わせて商品を生産している。部品Xは汎用品で、インターフェイスは業界全体で標準化されている。一方、部品YはQ社の特注品で、大企業R社に依頼して生産してもらっている。このとき、Q社は、部品XとYを生産している企業との組織間関係をどのようにすればよいか、最も適切なものを選べ。
選択肢 ア
部品Xの供給を特定の1社から受けることで、規模の経済を実現できるため、取引コストを低く抑えることができる。
選択肢 イ
部品Xを供給できる企業が多いので、そのうちの1社をQ社内部に取り込み部品Xを内製化していくことで、より低い取引コストで部品獲得が可能になる。
選択肢 ウ
部品Yの技術革新が頻繁に起こる場合には、投資規模があまり大きくないなら、Q社は部品Yの生産を内製化し、技術革新がもたらす成果を独占することで競争優位を維持することができる。
選択肢 エ
部品Yを生産している企業R社にとって、Q社との取引量が大きい場合には、Q社が市場取引関係を通じて部品Yを調達すれば、取引コストは低くなる。
選択肢 オ
部品Yを生産するのに大規模な設備投資を必要とする場合には、部品Yの生産を垂直統合してQ社の管理下におくことが望ましい。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成20年度(2008) 試験 問18]
解答
正解
ウ
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