平成19年度(2007) 試験 問3 | 中小企業診断士 企業経営理論
生産数量や費用構造の変動と競争状況に関する記述として、最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
企業間で生産能力や変動費に非対称性があり、それを制御できる場合、企業は競争優位を確立して、安定的な地位を築くことができる。
選択肢 イ
業界で自由競争が展開されている状況で、企業の費用構造が同質化するにつれて、価格競争は激化しやすくなる。
選択肢 ウ
収穫が逓減するのは、固定的な生産要素が存在せず、生産数量が拡大するにつれて、平均費用が減少する場合である。
選択肢 エ
需要の価格弾力性が低く、かつ、供給能力が伸長している市場では、価格競争の回避が難しくなり、企業の収益は低迷しやすくなる。
選択肢 オ
費用構造が収穫逓増を示すとき、最適生産規模が成立しないので、企業は生産数量を拡大して効率を上げようとしがちになり、規模拡大にともなってビジネスのリスクが高くなりやすい。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成19年度(2007) 試験 問3]