平成18年度(2006) 試験 問6 | 中小企業診断士 企業経営理論
ライバルに勝つことが戦略の唯一の目的ではない。むしろライバルとの競争を回避し、自社独自の市場地位を強化して収益を獲得することが重要である。そのための方法として、最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
限られた市場規模の業界に圧倒的な規模の新鋭設備を建設し、市場を占有して市場の魅力を削ぐ。
選択肢 イ
競争優位の源泉となる生産工程をブラックボックス化し、コストと品質の強みを守る。
選択肢 ウ
戦略的提携やM&Aによって、鍵となる技術や資源を保有する他社を自社の影響下に囲い込む。
選択肢 エ
低価格による競争力を武器に市場シェアを高めながら、高級ブランド・イメージを構築し、独自な市場地位を確立する。
選択肢 オ
特許申請や社内ノウハウの管理を厳重に行って自社技術の漏洩を防いで、他社の参入を阻止する。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成18年度(2006) 試験 問6]