平成18年度(2006) 試験 問16 | 中小企業診断士 企業経営理論
現代社会の企業組織内で、人々は絶えずストレスを感じながら仕事を遂行している。ストレスの原因となるストレッサー、ストレッサーとストレスの関係に影響を与えるデモレーター、結果としてのストレス、組織の成果との関係に関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
個人に同時に複数の役割が期待されると役割葛藤が生じ、それがストレッサーとストレスの関係にプラスに作用するデモレーターとなることがある。
選択肢 イ
職務充実などを通じて、個人の能力に対し過重な負担となる職務を与えるとモデレーターとしてストレスを高くする効果を持つ。
選択肢 ウ
ストレス耐性の高い人は、燃え尽き症候群などのバーンアウトを起こす可能性は低く、高い組織成果を上げることが多い。
選択肢 エ
高い組織成果を達成するためには、できるだけ組織ストレスの水準を低く抑える必要があり、そのために管理者はストレッサーとデモレーターの適切な管理を行わなければならない。
選択肢 オ
役割葛藤などのストレッサーがあっても、上司や同僚に相談したり彼らから支持を得ることができれば、ストレスを弱めるモデレーターとなる。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成18年度(2006) 試験 問16]