平成16年度(2004) 試験 問6 | 中小企業診断士 企業経営理論
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
1980年代半ば以降、わが国の企業の海外進出は活発化した。1990年代に入ると、中堅中小企業の海外進出が多くなり、東アジアに向けて数多くの企業が海外子会社を設けた。①これにはいくつかの理由があげられる。しかし、1997年のアジア通貨危機を境に、この進出ブームは一挙に沈静化した。他方、中国のWTO加盟にともなって、中華料理の本場の中国にラーメンで進出して成功している企業のように、②拡大する中国市場をにらんだ進出も多くなりつつある。また、③中国で生産した製品の品質が向上し、日本国内での競争力を高めていることはよく知られている。
(設問1)
文中の下線部①の理由として最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
ODAによる中小企業融資が、資金不足の中小企業の海外進出を後押しした。
選択肢 イ
自社の生産システムを比較的円滑に移転できた。
選択肢 ウ
既に海外進出している大手企業が下請企業の進出を促した。
選択肢 エ
低コスト生産が海外進出先で可能であった。
選択肢 オ
東アジアで外資優遇策が設けられた。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成16年度(2004) 試験 問6]
(設問 2)
文中の下線部②のように、中国への進出を促している要因として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。a 中国人の所得向上にともなう消費の拡大やライフスタイルの変化
b 日本的経営を導入する現地企業の増加
c 経営力ある現地のパートナー企業の成長
d 原材料の完全な現地調達の実現
e 信頼できる全国規模の流通チャネルの存在
選択肢 ア
aとb
選択肢 イ
aとc
選択肢 ウ
bとc
選択肢 エ
bとe
選択肢 オ
dとe
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成16年度(2004) 試験 問6]
(設問 3)
文中の下線部③のような結果をもたらしている要因として、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
海外でMBAを取得した留学組の人材が国有企業に入って、欧米流の現代的な経営への改革を推進する傾向が強まっており、国有企業の経営力が高まっている。
選択肢 イ
中国企業の技術水準が向上し、先端技術分野の要素技術では日本と遜色がなくなった。
選択肢 ウ
中国での労働力の質が向上して、熟練技能工の採用が容易になった。
選択肢 エ
中国は物価水準が低いので、日本では高価な材料を安価で容易に調達できる。
選択肢 オ
日本製や欧米製の先端的な生産機械を導入して生産を行うことで品質を向上させている。
[出典:中小企業診断士 企業経営理論 平成16年度(2004) 試験 問6]
解答
設問1
正解
ア
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設問2
正解
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設問3
正解
オ
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