平成15年度(2003) 試験 問13 | 中小企業診断士 企業経営理論
次の文章を読んで、以下の設問に答えよ。
②かつて中小企業の集積は弱者の連合であり、保護の対象とみなされがちであった。
しかし、近年このような集積からイノベーションが生まれる可能性や取引の経済性が高いことが指摘されるようになり、そのような産業集積を③クラスターと呼ぶことが多くなった。
（設問１）
文中の下線部①の地場産業の特徴に関する説明として最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
地場産業では生産技術が独立の中小企業群によって社会的に分業されている。
選択肢 イ
政府は産地保護のために、独自な技能研修施設を主要な産地に設置運営している。
選択肢 ウ
大正時代末までに確立された技術や原材料に基づく特産品を特に伝統的工芸品という。
選択肢 エ
特産品には産地ブランドの表示が義務づけられている。
[出典：中小企業診断士 企業経営理論 平成15年度(2003) 試験 問13]
(設問 2)
文中の下線部②のように、中小企業の集積が弱者の連合とみられた理由として最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
経営資源に恵まれない中小企業は各種の支援や保護がなければ独自な発展をたどれなかった。
選択肢 イ
下請中小企業と親企業との間の経営格差が顕著であった。
選択肢 ウ
衰退業種の中小企業のための工業団地は産業集積の契機であった。
選択肢 エ
中小企業は大手企業に比べて技術的にも経営的にも近代化が遅れていた。
[出典：中小企業診断士 企業経営理論 平成15年度(2003) 試験 問13]
(設問 3)
文中の下線部③のクラスターの経済効果の説明として最も不適切なものはどれ か。
選択肢 ア
柔軟にシステム変更できる分業構造として、多数の企業が互いに専門性を活用しあう。
選択肢 イ
地理的に近い企業が、お互いに公正な取引を促進する。
選択肢 ウ
地理的に集積しているのでロジスティクス面で有利だが、範囲の経済性を犠牲にする。
選択肢 エ
密度の濃い情報交換を促す接触の経済性が高まる。
[出典：中小企業診断士 企業経営理論 平成15年度(2003) 試験 問13]
解答
設問1
正解
ア
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設問2
正解
ウ
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設問3
正解
ウ
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