平成15年度(2003) 試験 問20 | 中小企業診断士 企業経営理論

一般に組織文化は、インフォーマルなコミュニケーション・ネットワークの上に形成されるので、公式組織の責任－権限関係を補完・強化する方向に作用する。

市場において有力な競争相手が出現してこない環境で、長期にわたって高い成果をあげている企業組織には、一般に革新的な組織文化が形成されやすい。

組織文化の形成には、従業員に知覚された経営管理者の日常行動が大きな影響を与えている。

組織文化は非常に長い期間をかけて作られてくるものであり、その組織メンバーに深く根付いているものであるから、変化することはない。

手続きを重んじる組織文化が強い企業は、環境の変化に対する適応力も高いので、長期にわたって競争力を維持することができる。