平成23年度(2011) 試験 問9 | 中小企業診断士 経済学・経済政策
内生的経済成長モデル(AKモデル)は次のように定義される。
いま、Y:GDPまたは生産量、K:資本ストック(人的資本や公共資本を含み、資本減耗は考えない)、A:資本の生産効率を示す定数とすれば、生産関数は、Y=AKであり、これを労働1単位あたりで示せば、y=Akになる。
ここで、y:労働1単位あたりの生産量、k:資本-労働比率である。
上記の生産関数から生産量の増加率と資本の成長率は同じになる。
また、⊿Kが投資に等しく、投資は貯蓄sY(s:貯蓄率)と一致することを考慮すれば、
ΔY
Y
ΔK
K
sY
K
が得られる。
さらに、労働人口の成長率をnとすれば、
Δy
y
Δk
k
が成立する。
ここから得られる記述として、最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
sA>nであれば、資本-労働比率と労働1単位あたりの生産量は(sA-n)の比率で永続的に成長する。
選択肢 イ
政策的に資本の生産効率を高めることができれば、経済成長率も上昇する。
選択肢 ウ
生産関数は収穫逓減の特徴を持ち、長期的に経済成長は安定的な均衡成長の水準に収束する。
選択肢 エ
貯蓄率が高まれば、経済成長率も上昇する。
[出典:中小企業診断士 経済学・経済政策 平成23年度(2011) 試験 問9]
解答
正解
ウ
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