平成21年度(2009) 試験 問17 | 中小企業診断士 経済学・経済政策
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
株価下落や不良債権増大に直面した銀行は、中小企業を含む民間企業への貸し出しを減らす必要に迫られる。
健全な企業に対しても銀行側の都合で貸し出しが減少するなど、貸し渋り、貸しはがしのような社会問題が発生した。
このような銀行の行動の背景には、銀行が国際取引を行う際の自己資本比率に関する規制がある。
その規制は、「自己資本比率が8%以上でなければ、銀行は国際的な業務ができない」というものである。
以下では、自己資本比率に関する規制について、次のような単純な構造を考える。
自己資本比率=自己資本÷貸し出し自己資本=基本項目+補完項目基本項目:資本金+法定準備金+剰余金など補完項目:株式・社債の含み益(その45%を上限)などただし、補完項目の合計が基本項目の合計を超えてはならない。
ここで、次のような単純化された資本構成の銀行を考える。
基本項目は、36億円。
補完項目は、株式・社債の含み益のみで、その額は80億円。
この場合、自己資本比率は8%である。
自己資本比率={36+80×(45/100)}÷900=0.08
(設問1)
株価下落などにより、株式・社債の含み益が半分の40億円に低下した場合、自己資本比率は何%になるか。
最も適切なものを選べ。
選択肢 ア
3%
選択肢 イ
4%
選択肢 ウ
5%
選択肢 エ
6%
選択肢 オ
7%
[出典:中小企業診断士 経済学・経済政策 平成21年度(2009) 試験 問17]
(設問 2)
株価下落などにより、株式・社債の含み益が半分の40億円に低下した場合、8%の自己資本比率に関する規制を達成するためには、民間貸し出しを今よりどれほど減らす必要があるか。最も適切なものを選べ。
選択肢 ア
90億円
選択肢 イ
135億円
選択肢 ウ
180億円
選択肢 エ
225億円
[出典:中小企業診断士 経済学・経済政策 平成21年度(2009) 試験 問17]
解答
設問1
正解
エ
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設問2
正解
エ
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