平成19年度(2007) 試験 問12 | 中小企業診断士 経営情報システム
ハードウェアやソフトウェアの性能の高度化、ブロードバンドネットワークの急激な浸透、無線通信技術と携帯端末・電話の発展などが進んでいる。中小企業においても、仕事のやり方はもちろんのこと、企業革新や情報戦略などにそれらを考慮していくことがますます重要になると考えられる。それらに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
選択肢 ア
ERPを導入することはビジネス社会ではもはや避けて通れない。遅れていた当社の業務IT化を挽回し、競争優位を実現するためにも、コンピュータベンダーの進言でERPの全面的導入を即決した。
選択肢 イ
ある従業員は、社内業務処理とともにインターネットで電子メールやブラウザを利用して、業務上の情報収集を通常業務用パソコンから行っていた。しかし、セキュリティなどの問題を考慮して、ネットワーク系統を社内の基幹系と情報系に分割することとした。
選択肢 ウ
同業他社では、従業員教育にeラーニングシステムを導入して、教育の合理化、効率化を図ろうとしている。当社ではその実績が無いことから試験的な利用を検討したが、基本的な方針としてしばらく他社での実績をみつつ勉強を重ねることとした。
選択肢 エ
どんな時代であっても最新のITの動向を調査し、その利用可能性を検討しながら、その適用を含めて当社独自のビジネスプロセスを試行錯誤して構築することが重要であるとの認識に至った。
[出典:中小企業診断士 経営情報システム 平成19年度(2007) 試験 問12]