平成22年度(2010) 試験 問14 | 中小企業診断士 経済学・経済政策
BOP(BaseofPyramidあるいはBottomofPyramid)と呼ばれる社会の底辺に位置する人々に対するビジネスが注目を浴びている。
その中で、バングラディッシュのグラミン銀行に代表されるマイクロクレジットという手法は大きな注目を集めた。
マイクロクレジットは、通常は銀行からの融資を受けられない人々を対象に、ごく少額の融資を行うものである。
融資された人々が事業を行うことが可能になり、収入を得て、貧困から脱することができる。
マイクロクレジットの手法の特徴として、グループに対するごく少額の金額の貸し付け、定期的な返済、返済が滞るとグループ全体が連帯責任を負うことの義務付け、などが挙げられる。
これらの特徴をゲームの理論から見た場合、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
逆選択を発生させず、1回のゲームの中で囚人のジレンマを避ける仕組み。
選択肢 イ
逆選択を発生させず、繰り返しゲームの中で囚人のジレンマを避ける仕組み。
選択肢 ウ
モラルハザードを発生させず、1回のゲームの中で囚人のジレンマを避ける仕組み。
選択肢 エ
モラルハザードを発生させず、繰り返しゲームの中で囚人のジレンマを避ける仕組み。
[出典:中小企業診断士 経済学・経済政策 平成22年度(2010) 試験 問14]