平成30年度(2018) 試験 問11 | 中小企業診断士 経済学・経済政策
下図は、一部の中古品のように、財そのものがマイナスの効用を消費者にもたらし、費用をかけて処理されなければならない場合を描いている。この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
選択肢 ア
価格が負の値をとる領域では、お金を支払って中古品を出す家計の行動を需要曲線D が、お金を受け取り中古品回収を行う業者の行動を供給曲線S が示している。
選択肢 イ
供給曲線S 上で点C から点B の方への動きがあるとき、中古品の処理費用が高くなり、家計が中古品を出さなくなっていることがわかる。
選択肢 ウ
均衡が点C である場合、この中古品は経済財となる。
選択肢 エ
この中古品のリサイクルに関する技術進歩があると、同じ処理費用で多くの中古品を処理できるので、需要曲線D が右方シフトする。
[出典:中小企業診断士 経済学・経済政策 平成30年度(2018) 試験 問11]