平成21年度(2009) 試験 問7 | 中小企業診断士 財務・会計
当期と前期との比較貸借対照表(要約)と比較損益計算書(要約)は次のとおりである。これらに基づいて以下の設問に答えよ。
比較貸借対照表(要約)(単位:百万円)
資 産 | 前 期 | 当 期 | 負債・純資産 | 前 期 | 当 期 |
現金預金 | 60 | 30 | 支払手形 | 30 | 30 |
受取手形 | 40 | 60 | 買掛金 | 70 | 60 |
売掛金 | 80 | 100 | 短期借入金 | 40 | 50 |
有価証券 | 20 | 20 | 長期借入金 | 60 | 100 |
たな卸資産 | 50 | 80 | 資本金 | 100 | 100 |
有形固定資産 | 120 | 130 | 資本剰余金 | 20 | 30 |
無形固定資産 | 30 | 20 | 利益剰余金 | 80 | 70 |
合 計 | 400 | 440 | 合 計 | 400 | 440 |
(注)前期期首資産合計は380百万円である。
比較損益計算書(要約)
(単位:百万円)
前 期 | 当 期 | |
売 上 高 | 400 | 420 |
売上原価 | 180 | 190 |
売上総利益 | 220 | 230 |
販売費及び一般管理費 | 100 | 120 |
営業利益 | 120 | 110 |
営業外収益 | 10 | 10 |
営業外費用 | 30 | 20 |
経常利益 | 100 | 100 |
特別利益 | 10 | 10 |
特別損失 | 20 | 10 |
税引前当期純利益 | 90 | 100 |
法人税等 | 36 | 40 |
当期純利益 | 54 | 60 |
(設問1)
収益性について前期と当期を比較した記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
売上高経常利益率と総資本回転率が上昇したため、総資本経常利益率が上昇 した。
選択肢 イ
売上高経常利益率と総資本回転率が低下したため、総資本経常利益率が低下 した。
選択肢 ウ
売上高経常利益率は上昇したが総資本回転率が低下したため、総資本経常利 益率が低下した。
選択肢 エ
売上高経常利益率は低下したが総資本回転率が上昇したため、総資本経常利 益率が上昇した。
[出典:中小企業診断士 財務・会計 平成21年度(2009) 試験 問7]
(設問 2)
流動性について前期と当期を比較した記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢 ア
固定長期適合率は悪化し、負債比率も悪化した。
選択肢 イ
固定長期適合率は良化したが、負債比率は悪化した。
選択肢 ウ
流動比率は悪化したが、負債比率は良化した。
選択肢 エ
流動比率は良化し、負債比率も良化した。
[出典:中小企業診断士 財務・会計 平成21年度(2009) 試験 問7]