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次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

金利計算の方式は、大きく分けると①単利方式と複利方式に分けられる。
金利計算は、単に利息の計算に用いられるだけではなく、財務の世界では、資産価値を評価するためなどにも用いられる。
数値例を示してみよう。
ただし、計算は下表の年金現価係数表を用いる。
また、税金はないものとする。
たとえば、半年後から半年ごとに3万円ずつの利息を受け取ることができる残存期間3年の既発社債、額面 100万円を購入しようとするとき、割引率が年8%であったとしたら、この社債の現在価値は、 [A] 万円と計算される。
したがって、この社債の価額がこれより高ければ購入を控え、これ以下であれば、購入してもよいであろう。
もう一つの例を考えてみる。
あるリース会社が100万円の機械を購入し、5年間他社にリースしようとしている。
この資産の耐用年数は5年で残存価額はゼロである。
また、減価償却は残存価額をゼロとした定額法を用いる。
リース会社の要求利益率は年6%である。
この機械購入後1年後から毎年1回同一日に均等額のリース料を受け取るとするとき、この年間のリース料はいくらとするべきであろうか。
このリース料の最低額は [B] 万円でなければならない。

年金現価係数表(小数点第3位を四捨五入)

3%  4%  5%  6%  7%  8% 
1 年0.970.960.950.940.930.93
2 年1.911.891.861.831.811.78
3 年2.832.782.722.672.622.58
4 年3.723.633.553.473.393.31
5 年4.584.454.334.214.103.99
6 年5.425.245.084.924.774.62


(設問1)
文中の下線部①についての説明として、最も不適切なものはどれか。

選択肢 ア

元金、利率、貸付期間が同じであれば、満期時元利合計額は、1年複利方式 の方が単利方式より必ず大きくなる。

選択肢 イ

単利方式では、元金と金利が一定であれば、満期時利息額は計算期間(貸付 期間等)の長さに比例する。

選択肢 ウ

単利方式は、元金に対してのみ利息が付与される。

選択肢 エ

複利方式は、1年に何回利息を元金に組み入れるかにより、1年複利、半年 複利などがある

[出典:中小企業診断士 財務・会計 平成18年度(2006) 試験 問13]

(設問 2)
文中の空欄Aに入る数値を求めるための最も適切な式はどれか。

選択肢 ア

100×4.62+3×4.62

選択肢 イ

100×(4.62-3.99)+3×4.62

選択肢 ウ

100×5.24+3×5.24

選択肢 エ

100×(5.24-4.45)+3×5.24

[出典:中小企業診断士 財務・会計 平成18年度(2006) 試験 問13]

(設問 3)
文中の空欄Bに入る数値を求めるための最も適切な式はどれか。

選択肢 ア

100÷4.21

選択肢 イ

100÷4.58

選択肢 ウ

100÷4.92

選択肢 エ

100÷5.42

[出典:中小企業診断士 財務・会計 平成18年度(2006) 試験 問13]

解答

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