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リーダシップを"タスク志向"と"人間関係志向"の強弱で四つの型に分類し、部下の成熟度によって、有効なリーダシップの型が変化するものはどれか。

選択肢 ア

SL理論

選択肢 イ

Y理論

選択肢 ウ

コンピテンシモデル

選択肢 エ

マズローの欲求段階説

[出典:情報処理技術者試験 ITストラテジスト 平成25年度(2013)秋期 問21]

解答

正解
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解説
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SL理論(Situational Leadership Theory)
SL理論とは、1977年にハーシィ(P.Hersey)とブランチャード(K.H.Blanchard) が提唱したリーダーシップ条件適応理論の1つ。部下の成熟度によって、有効なリーダーシップスタイルが異なる、という前提に拠っている。
フィドラーのコンティンジェンシー・モデルの状況要因を掘り下げて、部下の成熟度に着目し発展させた。
SL理論では、縦軸を仕事志向、横軸を人間志向の強さとして4象限に分け、それぞれの状況でリーダーシップの有効性(指示決定の指導の強弱、説得・参加型スタイルなど)を高めていくにはどうすれば良いかを示している。
SL理論において有効なリーダーシップは、部下の成熟度のレベルによって次のように規定される。

S1:教示的リーダーシップ
具体的に指示し、事細かに監督する
(タスク志向が高く、人間関係志向の低いリーダーシップ)
→部下の成熟度が低い場合

S2:説得的リーダーシップ
こちらの考えを説明し、疑問に応える
(タスク志向・人間関係ともに高いリーダーシップ)
→部下が成熟度を高めてきた場合

S3:参加的リーダーシップ
考えを合わせて決められるように仕向ける
(タスク志向が低く、人間関係志向の高いリーダーシップ)
→更に部下の成熟度が高まった場合

S4:委任的リーダーシップ
仕事遂行の責任をゆだねる
(タスク志向・人間関係志向ともに最小限のリーダーシップ)
→部下が完全に自立性を高めてきた場合
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